フリーランスがアルバイトを掛け持ちするには

フリーになったばかりの人は収入を安定させたいなどの理由から、しばしば本業とアルバイト掛け持ちを考えます。そんな時、フリーランスの人が注意すべき点がいくつかあります。

まず、技術者やデザイナーなどの本業とアルバイトなどの副業は、はっきりと分けて考えるべきです。本業と短期的なアルバイトでは、そもそも優先度が大きく異なります。
例えば、本職のプログラマーの仕事があるにもかかわらず、何となく募集して採用されたアルバイトの仕事に熱心になってしまうのは危険なことです。短期的な仕事で得られる目先の利益をとれば、本業から得られた大きな利益を逃してしまうことになりかねません。あくまで自分のメインの仕事を中心に、収入を得ることを考えましょう。フリーランスで活躍する人は、その多くが専門的な仕事や職種についています。収入を増やすことや収益プランに行き詰まった時は、自分の行っている仕事が社会に役立つ専門的な仕事であることを思い出しましょう。

また、経済的な事情からやむを得ずアルバイトをする場合は、のちの収入の申告に必要になる領収書や出費のメモを忘れずにとるべきです。1年はあっという間に過ぎるので、すぐにまた税金関連の申告の時期がやってきます。日頃から大小の支出の記録をまめにしておけば、メインとサブの仕事に関してスムーズな申告ができます。
このように、フリーランスでありながら本業である仕事と副業を掛け持ちする際は、上記2点の注意事項のほかにも、知っておくべき業界のアルバイト事情があります。